先日、aikoのライブ『Love Like Pop vol.24』に行ってきました。前奏や間奏まですっかり音程を覚えるほどaikoの曲をよく聴いていたのは、20代から30代のころ。曲のいくつかはとても個人的な思い出と結びついています。でもライブに行ったことはありませんでした。
声が心地よかった。音が心地よかった。音量がちょうどよかった。私はやっぱりaikoの楽曲が好きなんだ、と再確認した。aikoはステージの上を右に左に動き、時にお客さんと手を合わせたり、柵に足をかけたり、できるだけ観客に近づこうとする。そして区切りの時に、「ありがとう」と言って、ぴょこんと頭を下げる。その声、お辞儀の仕方がまるでスタジオジブリ映画に出てくる女の子みたいだった。
子どもと一緒に来てくれている人もいたり、子育てが終わってきてくれた人もいたり、離婚している人もいるかも、とaikoは話す。本当にそうだ。あっという間に長い時間が経っている。私も子育てが終わりに近づき、子どもを家に残してライブに来られる。高校生になった子どもはaikoのライブなら一緒に行きたかったと言っていた。
「まだまだ曲が足りない」「これからも頑張ります!」という言葉に続き、「だから、みんな絶対元気でいてね!」とaikoは言った。
「絶対元気でいて」こんなパワーワードほかにないのでは、と思った。絶対元気でいられる保証なんて何もない。でも願って、祈って「絶対元気でいて」と言ったり言われたりするのはいいことだと思った。
今度は子どもも連れて行こう。これからも元気に生きていかなきゃ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。