年賀状じまいから1年

洲崎神社 ブログ

2025年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。
年末年始は長いお休みをいただいてゆったりと過ごすことができました。
昨年、年賀状じまいをしたことも大きかったです。(こちらのブログに書いております)
年賀状じまいをして1年、どのようなことがあったのか振り返ってみたいと思います。

メールやSNSでの連絡はなかった

2024年の寒中見舞いでメールアドレスやSNSの登録名をお知らせしたものの、すぐにメールやSNSで連絡をしてくる人はいませんでした。親しい人や近年会った人とはすでにSNSでつながっていたので、そんなものかなという気持ちでした。

思い出したときに連絡

年賀状を止めたことで、むしろ人とのおつきあいを大切にしていこうという気持ちが高まり、自然と「思いだしたときに連絡する」という行動につながりました。会いたいと思ったときはもちろん、その人にまつわるものがTVで放送されていたときなどにお知らせ。「私も会いたいと思っていた!」「教えてくれてありがとう!」と返事があり再会につながりました。

高齢の人に暑中見舞い

昨年の夏は暑かった!この暑さ、高齢の方たちは大丈夫なのかしら…と思い立ち、社会人デビューしたころにお世話になった方たち(最高齢者は確か87歳)に暑中見舞いを送りました。暑中見舞いは「元日に送らなければ」みたいなプレッシャーがないのがいいですね。この葉書がきっかけになって、コロナ以降中止になってしまっていた集まりを再開することになりました。

年末にメールやSNSで連絡が入る

12月下旬以降、これまで年賀状のみでつながっていた人たちから、メールやSNSで連絡が入りました。私の寒中見舞いを見返して連絡をくれたみたいです。『よろこびむすび』も読んでいますよ、とのうれしいメッセージも。
このころ、SNS上で「年賀状じまいをします」という連絡もありました。体力的、経済的など理由は様々ですが負担に感じる人が増えているのかもしれません。LINEグループ内で「元旦にあけましておめでとうのスタンプを送るけど、喪中の人いない?」というメッセージも。変化の中でマナーに悩む場面もありますよね。

年賀状をくれる人もいる

こちらからは年賀状じまいをお知らせしましたが、年賀状を送ってくれる人もいます。丁寧に
「年賀状じまいをするとお聞きしましたが…」と書いてくれている人も複数いました。
いただいた年賀状は有難く頂戴し、寒中見舞いをお送りすることにしました。これがよかった。年賀状は双方が元日を目指して同時に送るので、メッセージが一方通行になる、あるいは返事が1年後というパターンがありましたが、寒中見舞いでは年賀状でいただいたメッセージにしっかり返事を書くことができます。

自分の気持ちに正直になる心地よさ

元日の朝にポストに届く年賀状。手にすればうれしいし素敵な文化だと思います。
一方、年賀状を送ることを手放して得たものもありました。それは人に対する自分の思いを研ぎ澄ます習慣です。「あの人はどうしているだろう」と思ったときに連絡をしてみる。ちょっと勇気のいることですが、年賀状を止めたので自分から連絡をしなければその関係は途絶えたままになることもありえます。

学生時代の友人は年賀状で「今年こそ会いたいね」というコメントが数年続いていることに苦しさを覚えたと言い、LINEグループを作ることを提案してくれました。まだつながれていない仲間もいますが、再会に一歩近づいたと思います。
儀礼的なおつきあいから、本当に心を通わせるおつきあいへ。年賀状じまいがそのきっかけになったのならよかったのかなと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人
神山 朋香

よろこびむすび主宰。公務員として消費者教育や労働福祉の普及事業等に従事した後、農業ウェブメディアのライターに転身。現在はコンサルティング会社で仕事をしている。2005年と2008年に出産。仕事をしながら子育てをする人を応援したい気持ちから、2019年に保育士、2023年に国家資格キャリアコンサルタントの資格取得。副業で保育園に勤務した経験有り。

ブログ
スポンサーリンク