湯河原駅から徒歩8分。城願寺の入り口は通り過ぎてしまいそうなくらい控えめにありました。少し歩くと山門があり両脇には仁王が。
ありがたい気持ちで階段を上り切ると大きなビャクシンに会うことができます。
大きい。樹高20m、神奈川県で最も大きい木で推定樹齢850年とのこと。でも大きさもさることながら、目を奪われるのは、そのねじれっぷり。こんなにねじれて生長した木をみるのは初めてでした。力強さと生命力を感じてほれぼれします。
国天然記念物で、「かながわの名木100選」にも選ばれているのだそう。
看板によると、この木は領主・土肥実平の手植えで、1180年8月23日の源頼朝や実平の平家追討の出陣を見守ったとされているそうです。城願寺には土肥一族の墓もあります。
日光や土や水からこんなにも力強く育つとは。850年前から歴史を見ながら生き続けている木のたくましさを感じました。